【明治学院大学様】学生が戻ってきたキャンパスに快適なネットワーク環境を提供

明治学院大学様の導入事例を公開いたしました。

学生が戻ってきたキャンパスに快適なネットワーク環境を提供
~ アフターコロナのシステム環境整備で最適な一手を打つための明確な指標を確立 ~

導入内容

開始:2022 年 3 月 ~ System Answer G3、運用支援サービス
規模・対象:650 台 25,000 項目

■グラフから不審なアクセス集中を発見し、周期性から原因を特定
G3 を導入後、横浜キャンパスのとあるアクセスポイントの接続数が定期的に 150 以上まで上がっている事象を発見した。そのアクセスポイントが設置されている講義室では該当の時間帯に授業は無く、同フロアの別室もすべて空き時間だった。小教室であるため、生徒が自習で使ったとしてもそれほどの人数にはならないはずである。
そこでデータの周期性を見てみると、接続数が増え始めるのは 3 限終了直後と 4 限終了直後であり、その後 1 時間程度かけてゆるやかに下降していたため、授業間に移動をする生徒の影響が考えられた。
これを踏まえて現地の状況を確認してみると、講義室のすぐ裏にバス停があり、下校のバスを待つ学生達の端末が講義室のアクセスポイントに接続されていたことが判明した。
その後、アクセスポイントの電波の方向性を調整して不要な接続をシャットアウトしたことで、事象を解決することができた。

■「なんとなく遅い気がする」の原因を特定
職員用グループウェアのサーバーを学内に設置している。ユーザーから「グループウェアの接続に時間がかかる気がする」という意見が寄せられていたが、原因の特定には至っていなかった。
G3 を導入してから確認してみると、サーバーの CPU 使用率がほぼ 100 % に近いところで推移しており、メモリーも不足していた。これまで感覚的にしか捉えられなかったシステムの改善すべき点が数値で示されたため、すぐに対処することができた。

導入背景

元は OSS を使用して死活監視を行っていた。学内の無線通信が不安定になる事象が頻発していたが、異常に気が付くことができず、後手の対応となっており、また、どのアクセスポイントにどれくらいの台数が接続されているのかという情報を確認することができないため、原因特定につながる調査ができなかった。
コロナの流行開始から 1 年半が経過し、リモート授業が減少して登校する学生数が増えてきたことにともない、学生からの「Wi-Fi が繋がらない」という問い合わせ数も増加してきた。
ネットワークの安定稼働を実現するため、性能情報を監視できるツールを導入してデータを収集し、正確な原因特定と再発防止に繋げることとなった。

明治学院大学様について

明治学院大学は、1863 年創設の英学塾「ヘボン塾」を淵源とし、6 学部 16 学科、7 研究科 12 専攻を擁する文系総合大学。キリスト教に基づく人格教育を建学の精神とし、創設者ヘボンの信念 “Do for Others(他者への貢献)” を教育の理念として今に受け継ぐ、日本最古のキリスト教主義学校(ミッションスクール)である。