【国立大学法人 名古屋工業大学様事例】研究室ごとの通信傾向から、快適な研究環境を予測整備

国立大学法人 名古屋工業大学様の事例を公開いたしました。

研究室ごとの通信傾向から、快適な研究環境を予測整備
~ 大規模 VLAN ネットワークの状況を一括管理し障害を未然に防ぐ ~

導入内容

開始:2021 年 8 月
監視規模・対象:30,000 項目

導入背景

名古屋工業大学は約 2 万台の機器の MAC アドレス認証が可能な大規模 VLAN ネットワークを 2003 年から運用しており、安定的なネットワークの管理と運用に取り組んできた。2021 年 8 月に新しいネットワーク環境への移行にともなう機器リプレイスを計画するにあたり、それらの機器のトラフィック状況を可視化し、ネットワーク障害が発生した際の早急な状況把握と復旧を実現できる仕組みを整えるため、新たな監視ツールを導入することとなった。

採用理由

複数の監視ツールについて調査をおこない、OSS 製品 2 種と System Answer G3 の 3 製品が候補となった。最終的に System Answer G3 を選定した決め手となったのは、以下の 5 点である。
①サーバー監視はもとよりネットワーク監視が得意なツールであり、名古屋工業大学が取り組もうとしていたネットワーク監視・管理強化の要望に向いている。
②情報の「可視化」が容易で、トラブルの際の影響範囲や、対策後のトラフィックの減少を把握しやすい。
③既存のネットワーク機器(アラクサラのスイッチや Fortinet のファイアウォールなど)のベンダー MIB に対応するテンプレートがあり、監視の設定を簡単におこなうことができる。
④GUI がわかりやすく、監視対象機器 / 項目の登録や設定などの各種操作が容易である。
⑤エージェントレスで導入時の手間が少ない。ZABBIX エージェントとの連携で多種多様な監視範囲もカバーすることが可能である。

国立大学法人 名古屋工業大学様について

名古屋工業大学は、名古屋高等工業学校と愛知県立高等工業学校を前身として設置された国立大学。常に新たな産業と文化の揺籃として、革新的な学術・技術を創造し、有為な人材を育成し、これからの社会の平和と幸福に貢献することが基本使命とし、「ものづくり」「ひとづくり」「未来づくり」を実践する。2022 年 4 月から、博士後期課程をひとつの『工学専攻』に再編し、専攻の壁を取り除いた俯瞰的指導体制のもと、異分野横断型の融合研究も本格化させていく。