第65回:初めてのシステム性能監視 ~ 何を監視すべきかを決める 3 ステップ ~
本コラムは、これまでに性能監視の領域にあまり触れてこられなかった方へ向けた初級者向けの記事です。既に、性能監視の運用をされている方、プロフェッショナルな方は読んでいただいた後に「読んだ時間を返せ!」と思われる可能性があります。ご了承いただいた上で読んでいただけますと幸いです。
では、さっそく本題に入ります。
フィールドエンジニアとして、日々お客様へ性能監視ツールをご提案している中で「性能監視はしたいけど、何を監視したらいいの?」とご相談をいただくことが多々あります。
結論から申しますと、残念ながら「これだけ監視しておいたら大丈夫だ」という定型的なものはありません。なぜなら、使用されている機器、ネットワーク構成、利用者数、利用時間帯などさまざまな要因により、監視すべき項目が変化するためです。
極端な話ですが、監視ツールで監視できるものをすべて監視対象にしてしまえば完璧とまでは言えないまでも、かなり広範囲にカバーすることは可能かと思います。
ただし、コストパフォーマンスに優れてる方法ではないので、おススメはできかねます。
「じゃあどうしたらいいの?」となってしまいますよね。本コラムでは、私がお客様へ性能監視ツールをご提案する際に、提示している内容をご紹介します。