連載コラム 第91回:今年のピークはクリアできますか ? ~ 昨対比較機能 ~

IBC が開発・販売するシステム情報管理ソフトウェア「System Answer G3」は、2021 年 9 月より順次、システムの未来を予測する新機能:将来予測オプション「キャパシティ予知」、「昨対比較」、「変動検知」をリリースしています。そこで、この将来予測オプションについて全 3 回にわたって詳しくご紹介していきます。第 2 回目となる本コラムでは、「昨対比較」についてご紹介します。

年の瀬も間近になって参りましたが、皆様、いかがお過ごしでしょうか。
このコラムが掲載される頃には、EC サイトの管理者の皆様にとって、今年の処理件数がピークに到達する状況でしょうか。あるいは、情報システム関連における来年度の予算要求に伴うエビデンスの確保などに尽力されている状況ではないでしょうか。
今年度のシステム稼働状況は、想定していた範囲に収まっていましたか ? 突発的に機器性能のピークに達してしまった月があったり、今後の見通しを判断するのに手間が掛かっていたりしませんか。手掛かりも何もない状況では先を見通すことは困難ですが、過去の正確なデータがあれば、それを基に将来の方向性を見極めることが可能になります。

さて、今回のコラムは、2021 年 8 月に発表いたしました将来予測オプションの 1 つである「昨対比較」機能をご紹介させていただきます。
「昨対比較」機能は、昨年(前年)の月別の実績値と今年の経過月の昨対平均倍率を算出し、昨年の値に掛け合わせることにより、将来月の予測値を算出する機能です。また、この予測値がしきい値を超過する際に、アラート通知をおこなうことができます。