【株式会社 JR東日本情報システム様事例】世界最大級の鉄道事業を支えるシステム安定稼働の取り組み

株式会社 JR東日本情報システム様の導入事例を公開いたしました。

世界最大級の鉄道事業を支えるシステム安定稼働の取り組み
~ プロアクティブな予防保守対応でサイレント障害の根絶を目指す ~

導入内容

開始:2018 年 11 月
監視規模・対象:80,000 項目

導入背景

JEIS は日本最大の鉄道会社・JR東日本の根幹となる IT システムを支えるため、複数の監視ツールを駆使してシステムを停止させないための対策に力を入れてきた。全てのシステムを冗長構成で組み、複数の監視機能や監視製品を組み合わせて IT システムの動作を把握する仕組みを整備してきた。その結果として、管理するネットワーク環境下における大半の異常検知が可能な状況になっており、万全の体制で運用をおこなっていた。
しかしながら数年前から「通常通りにネットワークは稼働しているが、なぜか通信遅延が発生している」と言ったような、既存の監視システムでは検知し切れないサイレント障害(ルーターのエラーパケット増加、インターネット向け回線の輻輳など)の発生頻度が増加傾向にあり、そのための対応コスト増加に悩んでいた。
さらに、JEIS では原因調査をおこなう際には監視システムに蓄積した過去データを遡って分析し、原因特定と対策検討をおこない再発防止対策を行っていたが、そのプロセスには膨大な工数が発生していた。なぜならば必要となるデータの検索と抽出、グラフ化のための二次加工などの作業を人手でおこなっていたためだ。
なお、その頃 JEIS 社内では次世代データセンターの新規構築計画が進んでいた。本計画内では運用の改善、高度化も重要なテーマとなっており、前述のサイレント障害への対策や運用業務効率化の実現もミッションとなっていた。
これらの課題を解決するため、System Answer G3 を導入した。

株式会社 JR東日本情報システム様について

株式会社 JR東日本情報システム(略称:JEIS)は、東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)から情報システム部門を分離・独立する形で設立されたシステムインテグレーター。JR東日本グループの情報処理システムの企画・提案・設計・開発・運用業務を中心に、ICT 機器の開発、制作、販売、設置をおこなう。