アイビーシー株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:加藤 裕之、以下 IBC)は、IBCが開発・販売するシステム情報管理ソフトウェア「 System Answer G3 」(以下 G3)の「CX(カスタマーエクスペリエンス)監視オプション」(以下 CX 監視オプション)に、新たにモバイル端末版 ( iOS / Android / ChromeOS ) エージェントを追加し、2024 年 12 月 25 日より提供開始いたします。本機能は、同日リリースの G3 新バージョン Ver.03.31 よりご利用いただけます。
「CX 監視オプション」は、IBC が 2023 年 9 月にリリースした G3 のオプションで、ユーザー端末(パソコン等)からアクセス対象(クラウドサービス等)までの利用者のレスポンス体感を可視化する機能です。これまで、CX 監視オプションの対象 OS (オペレーティングシステム)は Linux / Windows のみの対応でしたが、本新バージョンのリリースにより、ChromeOS 等その対象を拡大、より幅広いシステムへの導入が可能となりました。
文部科学省が推進している「GIGA スクール構想」にて、全国の公立小中学校に端末が配備されてきていますが、その OS のシェアは、Google の ChromeOS と Apple の iPadOS で全体の 7 割以上を占めるという調査結果があります(図 1)。本新バージョンのリリースにより、学校で多く利用されているタブレット端末から、先生や生徒が感じる体感速度を可視化できる機能を提供し、質の高い授業の推進に貢献します。これにより、多くの教育委員会が抱えるネットワーク接続状況の問題について、調査や分析、さらには管理が格段に効率化されることが期待できます。
また、企業において、モバイル端末の利活用は DX や働き方改革の推進に不可欠です。そのため、従業員も含めたユーザーに対して安定した通信環境を提供できるかどうかが重要なポイントとなっています。利用端末が多岐にわたり複雑化する中で、これらすべての端末に対して安定した通信環境を提供することは、企業側の急務となりつつあります。このような情勢の中で、「何か遅い」「うまく接続できない」など、原因がはっきりしないユーザーからの問い合わせが増加しており、利用端末の接続に関するトラブルは、情報システム部門の新たな悩みの種となっております。 IBC が新たに提供する本機能を活用することで、従来の Linux / Windows エージェントによる調査に加え、モバイル端末での調査も可能となり、業種や業界を問わず様々な企業での導入が促進されることが期待されます。
なお、各種対応 OS での利用の際には、専用アプリのインストールが必要です。(提供アプリ名:「FindFactor」)
IT システムの運用監視 / 運用管理分野において、導入実績 2,000 社以上、IT システム機器の監視数 1,800 万項目以上のライセンス販売実績を誇る System Answer シリーズは、本新バージョンにより、これまで利用者の申告のみに頼っていたネットワークの体感速度を様々な視点で可視化し、問題の原因特定を迅速にするだけでなく、G3 の予兆検知・分析機能と組み合わせることにより、障害が起きる前のプロアクティブな対応を可能とし、お客様の事業の継続性に貢献してまいります。
提供形態 | System Answer G3 Ver.03.31 より利用可能 |
提供価格 | 2,400,000 円(税抜)/年額 ~ ※G3 CX マネージャー 年間ライセンス(Basic)の費用です。 ※G3 をご利用でない場合、別途 G3 のライセンスをご購入いただく必要がございます。 |
<System Answer G3 について>
IBC が自社開発している情報管理ソフトウェアです。さまざまな IT システムの状態を正確かつ詳細に把握することができ、監視対象は、社内のネットワーク/サーバーからデータセンター、プライベートクラウド/パブリッククラウド、仮想環境まで多岐にわたります。日本語 UI で分かりやすく、直感的な操作ができ、自社エンジニアによるサポート(電話・メール対応)付で、専門的な知識がなくても活用できる監視ツールです。
<CX 監視オプションについて>
利用者の端末(パソコン等)からアクセス対象(クラウドサービス等)までの利用者のレスポンス体感を可視化する G3 のオプション機能です。本機能を利用することで、各端末からアクセス対象先までのネットワークパス(経路間の応答値やパケットロス率など)、ページロード(WEB サイト等の CSS ファイルや Java スクリプトなどのコンテンツの読み込み時間)を表示することができます。G3 と連携することで計測値に対するしきい値やタイムアウト、エラーアラートを検知できます。