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「ITシステム障害ゼロ」を目指す、
IBC「インテグレーション
サービス」の歩み

「ITシステム障害ゼロ」を目指す、
IBC「インテグレーションサービス」の歩み

  • インテグレーションサービス部
    マネージャー
    2013年 入社 H.Y
  • インテグレーションサービス部
    2021年 入社 S.Y
技術、営業、コンサルからのバトンを受け取り、
現場でIBCのミッションを実践する。
インテグレーションサービスとは

自社ソフト「System Answer」を、
お客様が“問題なく使える状態”に
する仕事。

H.Y:
私たちが担当している「インテグレーションサービス」は、お客様の要件を整理してまとめた要件定義の内容に基づき、自社製品や他社製品の構築作業を行う仕事です。わかりやすく言えば、 IBCのITシステム情報管理ソフトウェア「System Answer」を、しっかりとテストを行って、お客様が所有する機器やシステムに組み込み“問題なく使える状態”に仕上げることが私たちの役割です。
S.Y:
手前味噌ですが、IBCの「System Answer」は本当にすぐれたソフトウェアなんです。ITインフラが仕事や社会生活に欠かせない現代において、ITインフラの監視や管理はとても重要です。そのぶん手間もかかりますが、ネットワークの状況などを可視化できる「System Answer」はITスキルのない方でも扱えます。おかげで数多くの企業や組織に導入いただいていて、使えるように現場でセットアップしているのが私たちです。どれだけ良い製品でも、お客様の環境にうまく組み込めなければ機能しませんから、経験を積んだ今でも導入作業は緊張します。
H.Y:
ITシステムの環境はお客様ごとに異なるので、入念に事前検証していても現場ではイレギュラーなことが起こります。対応力と柔軟性が求められる業務ですよね。
S.Y:
私は昔、大きな失敗をしました。お客様先で手順通りに作業をしていたのですが、まったくうまくいかず……。 すぐに上長へ相談すべきなのに、「自分で何とかしよう」と意地を張って2時間も検証してしまった。 お客様に不安を与えたうえに監視システムも長時間停止させてしまう、エンジニアとしてはありえない行為でした。 そんなとき、異変に気づいた先輩たちが社内に集まってくれて、電話越しに状況を確認しながら対応を指示してくれたんです。 なんとか導入に成功したときは、本当にホッとしましたし、IBCの人のあたたかさと団結力を心から感じました。
H.Y:
インテグレーションサービス部のマネージャーなので、メンバーには「ミスをするな」と常に伝えています。 ただ、エンジニアの先輩としては「どんどん失敗したらいい」とも思っているんです。成功体験ばかりでは、人は成長しません。 失敗して、お客様と調整して、どうやればリカバリーできるか考えることが成長の糧になります。だから、失敗を恐れずに、前向きにチャレンジしてほしいですね。
チームの成り立ちと仕組みづくり

組織を整えて、働きやすい環境へ。
仕事を楽しみながら、
スキルアップできる。

H.Y:
IBCにインテグレーションサービス部ができたのは、それほど昔ではありません。 私が入社した頃はベンチャー企業だったこともあり、業務領域があいまいで設定や構築もコンサルティング部が兼務していました。 とはいえ、組織が大きくなると役割分担をきっちり決めないと効率が悪くなります。 提案する部署、現場で導入する部署、サポートする部署というように分けていってインテグレーションサービス部が立ち上がりました。それが、5年ほど前だったと思います。
S.Y:
私はインテグレーションサービス部が設立されて2〜3年経った時期に入りました。もともとはサポート部でメールでのお問い合わせ対応をしていたのですが、工業学部出身で実際に手を動かす作業のほうが向いていると感じていました。そのことを上長に相談したところ、エンジニアとして活躍できるインテグレーションサービス部を勧められて異動。 部署として「まさにこれから成長していく」という躍動の時期でした。
H.Y:
案件とメンバーの稼働管理を部長が担っており稼働が逼迫しておりました。そこで事業部長から異動の話をいただき、案件の管理やメンバーの稼働管理を任されるようになったのですが、私はそれまでメンバーの稼働管理をしたことがなかったのです。さらに、部のメンバーは若手ばかり。年の差が大きいため、どうしたものかと悩みました。
S.Y:
H.Yさんが来てくれて、働きやすさが劇的に変わりました。組織としてのレポートラインを整えてくれたおかげで現場の業務に集中できるようになりましたし、「報・連・相」がしやすくなったことでヒューマンエラーも減りました。何より、私たち若手は気軽に声をかけられる存在を求めていました。H.Yさんは“若手のパパ的な存在”で、困ったことがあればいつでも相談できます。安心して働けるから、仕事がもっと楽しくなりました。
H.Y:
楽しく仕事ができる職場の雰囲気づくりを心がけたので、そう言ってもらえるとうれしいですね。 S.Yさんのような20代後半は、さまざまな経験を積んで成長が加速するタイミング。そんな大切な時期に「仕事が楽しくない」という想いは一番いらないもの。スキルアップの妨げにもなるので、うちのメンバーにそういう気持ちは持たせたくありません。
S.Y:
ありがとうございます。今その言葉を聞いて、ちょっと泣きそうです。 H.Yさんをはじめ、先輩方や仲間たちにはいつも助けられています。 でも、これらかは自分が助ける立場にならないといけないですよね。仕事を楽しみながらもっとできることを増やし、自分のキャパシティを広げていきたいです。
インテグレーションサービスに求められること

お客様に合わせた運用方法を伝え、
「System Answer」の価値を
実感してもらう。

S.Y:
H.Yさんの的確な案件管理によって業務の流れがスムーズになり、私たちメンバーは現場業務により集中できるようになりました。それによって、作業の質という面でも良い影響が出ていると感じています。インテグレーションサービスは、お客様先に出向いて製品の設定や構築を行う仕事。エンジニアの質が製品の印象に直結するので、顧客満足度に大きな影響を与えます。責任重大ですよね。
H.Y:
開発チームが「System Answer」というすばらしい製品をつくり、 営業部やコンサルティングサービス部がお客様に提案して売ってくれている。彼らが懸命にやってきたことを我々が引き継いで、現場に導入しています。 重要な役割を担いますが、我々が提供している構築作業や設定作業によって、お客様が「System Answer」を問題なく使えるようになるし、ITシステムの安定稼働も実現します。「IT障害ゼロ」を目指すIBCのミッションを現場で実践している仕事でもあるわけですから、もっと誇っていいと思いますよ。
S.Y:
今の私は、自分の仕事を誇れるようになるための経験を積んでいるところ。 最近強く実感しているのは、インテグレーションサービスの領域の広さです。 現場でお客様と接していると、ITの悩みを聞く機会が多くあります。そうした課題を汲み取り、 解決に向けた提案を行うなど、コンサルタントや営業に近い動きが求められることも少なくありません。
H.Y:
「System Answer」がどんなに良いソフトウェアであっても、 使いこなせなければ本来の価値を発揮できません。私たちが接するのは実際に運用を担当されるお客様が多いため、 導入時には “そのお客様に合わせた運用方法” までしっかりお伝えしています。 すぐれた製品だからこそ、効果的に活用できれば価値を実感していただけますし、継続利用にもつなげられます。 インテグレーションサービスの仕事は、営業やコンサルタントのような視点も求められます。
S.Y:
エンジニアとして手を動かすだけでなく、現場を中心としたお客様の課題解決にもおもしろみを感じています。これからは、技術営業のような領域にもチャレンジしてみたいです。
H.Y:
「これをやってみたい」と手を挙げる人に対して「無理だよ」なんて否定する人はIBCにいません。仮にいたとしても、私が責任を持って弾き飛ばします(笑)。自由度の高い社風なので、チャレンジは大歓迎ですよ。

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