連載コラム 第99回:システム運用の最適化!目指せ、情シスの働き方改革
昨今、DX(デジタルトランスフォーメーション)、IT 技術を用いた業務プロセスの自動化や状況の見える化、データ活用が進んでいます。それに伴い、企業 / 組織の IT 基盤や各種インフラの整備など、「情シス(情報システム部門)」が担う業務 / 役割は増加の一途をたどっています。
同時に、所属の垣根を超えて業務を兼任する情シスや、数百人規模の組織であるにも関わらず情シス担当者が 1人(あるいは数人)しかいない「ひとり情シス」が問題となっています。
そもそも、情シスに求められる専門的な知識をもつ人材は限られています。ですが、多くの企業 / 組織では人員増強や人材教育もままならないことがほとんどのようです。
また、上層部や他部門には、情シスがどのように組織全体に貢献しているのか、現場にはどのような課題があるのか、十分に理解されず、適切な予算や人員が割かれないことも多いです。そうした背景から、「ひとり情シス」になってしまうようです。
社内システムを 1人(あるいはごく少人数)で管理する場合、さまざまなリスクが考えられます。有事の際には担当者の負担が増すだけではなく、組織全体の問題へと発展してしまうかもしれません。