アイビーシーでは、産後も女性が安心して働ける環境作り、男性も積極的に育児に参加できる環境作りを目指し、育児休暇の活用促進を行い、ワークライフバランス、育休復帰後の働き方の選択のため、在宅勤務制度を導入しています。
新卒入社1年目の社員が、育休復帰したての先輩社員に「アイビーシーの働き方改革」についてインタビューを行いました。育児をしながらの仕事復帰。。。その本音に迫ったインタビューです!

産休入りまで


Q.お二人とも、産休に入る2か月前まで通常勤務されていたんですよね。
B:
妊娠9ヶ月に入ったくらいまでですね。ちょうど期が変わるタイミングの10月から産休をいただきました。
経理部の繁忙期である9月の決算には差し掛かっていたのですが、つわりもひどくなくて、まあ少し眠かったくらいでしたね。
私は幸い入院の可能性もちっとも無いすこやか妊婦でした。なので臨月ぎりぎりまで働けましたね。
産休に入る1か月以上前には後任スタッフの入社準備もしていただいたので、部署内の調整と早めの引き継ぎを心掛けていました。
上村さんはどのタイミングで上司に報告しましたか?
A:
あんまり記憶が無いんですけど、妊娠5か月の安定期に入ったくらいです。
産休に入る4か月くらい前ですね。
私はその時、事業開発推進部というところで働いていました。

Q.部署にかかわらず、快く産休前の引き継ぎに協力していただいた感じでしょうか。
A:
人数の多い部署だったからか、私は特に引き継ぎに力を入れた印象はありませんね。ちょうどそのタイミングで新しい方も入ってきましたし。
でも妊娠がわかって報告したら、とても気を遣っていただいて業務量も減らしていただきました。
むしろ私がもうちょっとやりたいと思っていても、「定時過ぎてるぞ!帰れ帰れ!」と言われるくらいの勢いでした(笑)。
B:
私も安定期に入った頃に、自分から調整をお願いしましたね。それまで自分が受け持っていた重要業務を任せるために、後任の採用を早めにしていただけるように上司にお願いしました。

復帰に向けて


Q.報道等でよく「保活」という言葉を耳にしますが、仕事復帰に向けてどんな準備をしていましたか?
B:
会社でのトラブルはありませんでしたが、役所の手続きや保育園探しが大変だったのと、ブランク明けの心配をしてたくらいです。
都内の、特に23区内は、保育園探しが激戦なんですよね。
A:
大変すぎてビックリしましたよ…。
B:
私は運よく子供を認可保育園に入れたので予定通りの復帰が叶いましたが、もし預けられなかったら、育休延長のことも視野に入れていました。法改正により育休は最長2年まで延長可能になったので、上司からは「もし延長することになっても心配しないで」と言われていましたが、早めに復帰して、自分も子供も新しい環境に慣れさせたかったんです。
A:
私は「保活」地獄にはまりました(涙)。育休延長で最大2年まで伸ばせるので、1年目はだめでもその次は大丈夫だろうと甘く考えていたのですが、、、結局預けることができたのは今年の4月からで、月齢としては1歳10か月です。「あと2か月で育休が終わってしまう!!」というタイミングでした。
それでも認可保育園は入れず、定期利用保育という預けることのできる時間が短い保育園でした。ただ、4月中に保育園が見つからなかったら、育休が終わっても復帰できないので、どうしようかと思って毎日焦っていましたので、見つかっただけでも良かったです。
B:
認可保育園は募集はしてるんですけど、倍率が高くて入れないんですよね。
「保活」も就活と同じように必須になってきているな、と感じていました。

Q.直接的な育児以外のところでも、保育園を探したり役所での手続きをこなして、かつ会社に戻る為の算段も踏んで… 想像以上に大変なんですね。
B:
あとは家族内での保育園への送り迎えの分担や、緊急連絡先の優先順位付けのような、細かい取り決めも必要です。仕事で社員がチームになるように、育児も家族がチームにならないと無理なんです。一人でも欠けられない。
私は実家が近くにないので、私と夫の他に保育園のママ友さんの輪も活用しています。緊急事態があったら代わりに迎えに行ったり、色々と協力していました。
A:
基本的には私も同じですね。加えて、病気の時の対応が課題として大きくありました。病気の時は保育園に預けることができないので、家族の誰かが看病しないといけないんです。
B:
仕事もそうですけど、すべて段取りが大事だと思います。
やはり事前のリスクヘッジが必要ですね。

時短勤務での働き方


Q.お二人は現在、時短勤務をされていますよね。
お仕事が終わったらすぐにお子さんのお迎えに行かれますか?

B:
私は認可の保育園を利用しているので、保育時間が7時から20時までと長めで助かっています。
復帰するときにフルタイムにしようかとも迷ったんですが、家族とも話し合って16時半までの時短勤務に決めました。仕事の時間は制限されるし、保育園の時間の制限もあるし、大変ですよね。時間に追われているワーママさんは多いんじゃないでしょうか。

Q.時短勤務にされてから、仕事への取り組み方に変化はありましたか?
A:
私は復帰前から部署も業務内容も全く変わったので、「今までより」という感覚はないです。
でも「気付いたらもう定時になってる!」というように、毎日時間に追われている感覚はあります。
私も似ています。
B:
基本的に財務経理はスケジュールが年間を通して固定ルーティンなので、作業を早めに前倒ししてやっておいたり、最初からみんなに共有できる情報はしておいたりと、可能な限り意識してます。
A:
会社で初めて産休を利用した方は、確かフルタイムで復帰していましたよね。
そうですね。タイムシフトで勤務時間を前にずらして、8時出社・17時退社にしていましたね。
B:
私も復帰する時に、人事部長とタイムスケジュールを相談していたら「それで大丈夫?16時まででもいいよ。」なんて言ってくれましたし、アイビーシーでは、希望をきちんと聞いて柔軟に対応してくれる体制ができているんだなーと実感しました。
A:
私たちの時短勤務も、タイムシフトも、希望を伝えればそれに対応できるよう善処していただけましたね。
できるだけ復帰して欲しい、という会社の意思を感じて、安心できるところでした。

最後に・・・


Q.将来産休・育休を取る社員に対して 何かメッセージをお願いします。
B:
ライフスタイルもビジネススタイルも人それぞれなので、 会社から異物を排除するのではなく、多様性を見出してみても良いと思います。周囲も『今の私たちに何ができるか?』を考える良いきっかけになるのではないでしょうか。
例えば、アイビーシーにはまだ前例はありませんが、男性も育休を取ってみてはいかがですか?初めての事例になるのは勇気がいるかもしれませんが、そういう時代になってきていると思います。
A:
男性の育休いいですね。
B:
新入社員は未婚の方が多いですが、いずれ結婚して自分の子供が欲しいと思った時には、身近なサンプルとして会社の中の人を参考にすると思います。
後に続く人の選択の幅が拡がる、という意味でも、色々な人が異なるスタイルを持っていることを柔軟に受け入れて、かつそれを発信できるような会社とスタッフの関係ができたらいいと思います。私がこのインタビュー企画のオファーにOKした理由もそこにあります。


産休・育休を取る社員や、時短・在宅で勤務をする人たちも、ただ『珍しいから』という理由で助けてもらうのではなくて、必要とする人が必要とする補助をフラットに受け取れるようになったらいいですよね。
お話を聞かせていただいて、そう感じました。
本日はありがとうございました!
A
2010年 技術職としてアイビーシーに新卒入社。
学生時代にデザインを学んでおり、主力製品「System Answer シリーズ」のロゴ作成に携る。
[産休取得期間:3か月 / 育休取得期間:1年10ヶ月]
B
大学卒業後、一度の海外留学を経て、国内の幅広い業界にて財務経理業務に従事。
財務会計・開示業務のキャリアと知識を深めるため、上場準備中のアイビーシーに中途入社。
[産休取得期間:3ヶ月 / 育休取得期間:1年4か月]

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