

スタイライフ株式会社
設立: 2000年5月12日
所在地: 東京都港区
資本金: 14億5677万円(2009年3月31日現在)
売上高: 76億6500万円(2009年度)
事業内容: 雑誌「Look!s」制作・発行、通信販売、インターネットモールの企画運営およびECに関する各種事業を展開。
ホームページ: http://www.stylife.co.jp/

「ファッション」と「Beauty(美)」をキーワードに、eコマースのリーディングカンパニーを目指すスタイライフ株式会社(以下、スタイライフ)。2000年5月に設立されたスタイライフでは、雑誌、インターネット、携帯電話の3つの媒体で、主に20代~30代の女性向けにファッション衣料や雑貨などを販売するeコマース事業を展開している。
会社設立同年にサービスの提供が開始されたeコマースサイトである「Stylife」は、お洒落マインドを刺激するリアルファッションサイトとして、ファッショントレンドをリードする25歳~30歳代をメインターゲットに、最旬のトレンドから、洗練ベーシック、話題のインポートまでの300を超えるブランド品を販売している。
スタイライフが展開するeコマース事業では、2010年7月31日時点で、会員登録だけではなく実際に商品を購入したことのある顧客会員数が100万人を突破。より魅力的な商品を取り揃え、顧客に感動を与えることができるサービスを拡充することで、さらなる顧客会員の獲得を目指した取り組みを積極的に推進している。
こうした取り組みの一環としてスタイライフでは、より高いシステムの可用性を確立し、24時間×365日止まらないeコマースサイトを実現することを目的に、アイビーシー(IBC)のネットワーク性能監視アプライアンス製品である「System Answer(システムアンサー)」を導入した。

スタイライフでは、Stylifeをはじめ、人気セレクトショップやデザイナーズブランド、東京コレクションなどに参加しているよりファッション性の高い商品を提供する「nuan+」、Stylifeのアウトレット版である「OUTLET CHU:SE」、ファッションテイストごとの仮想都市を3Dで再現・演出する新感覚のモール型ショッピングサイト「WWCITY&COMMUNICATIONS」、KDDI株式会社との共同サイト「au one Brand Garden」など複数のeコマースサイトを展開している。
複数のeコマースサイトを管理していることから、数多くのネットワーク機器をいかに効率的に管理するかが、システム運用担当者にとって、課題のひとつだった。また、サーバやネットワーク機器など、ノード数が多いので、何か問題が発生した場合に、どこに原因があるのかをより迅速に究明することも課題として捉えていた。
事業戦略室 システムグループ チームリーダーである渡辺邦弘氏は、次のように語る。「以前は、システムごとにベンダーが導入した監視ツールを使ってシステムの監視をしていました。そのため個々のシステム内では、何が起きているのかを把握することはできましたが、システム全体の状況を俯瞰して見ることができないという課題を抱えていました」 特にStylifeでは、サービスが停止してしまうと販売機会の損失になってしまうため、24時間×365日稼働していることが必要だった。
事業戦略室 システムグループ グループリーダーの近藤一徳氏は、「システムがダウンしてから問題が発覚するのではなく、このまま運用していくとシステムがダウンする恐れがあるという状況を把握したいと思っていました」と話している。
スタイライフでは、システム監視における課題の解決を目的に、性能・障害監視ソリューションを導入するための検討を開始。2009年の夏ごろにSystem Answerの採用を決定し、2009年秋ごろにはシステムの導入を完了。データセンターに預けているサーバやネットワーク機器などの性能を監視するほか、システムに問題が発生する前の障害検知や問題が発生した場合の原因究明などに活用している。
渡辺氏は、「たまたま見ていたサイトにSystem Answerのバナー広告が出ていて、資料請求をしたのがSystem Answerという製品を知ったきっかけでした。その後、フリーソフトウェアやいくつかの商用製品と比較検討してみたのですが、フリーのソフトウェアは機能面が乏しく、逆に商用製品はコスト的に高価すぎるため、System Answerを導入することを決めました。機能と価格のバランスに優れた製品であることを評価しました」と話す。

また近藤氏は、「システムの性能や障害の監視は、何とか解決しないといけないと思っていましたので、すぐにSystem Answerを導入することを決めました。System Answerの検討を行った結果、ちょうど会社の思いとマッチした製品が見つかったなあという感じでした」と話している。
今回、System Answerの導入を担当したのはTIS株式会社(以下、TIS)だった。TISは、SIベンダーとしてシステムの構築からデータセンターの運用まで、スタイライフのシステムを総合的にサポートしている。TISでは、ちょうどデータセンターで預かっているスタイライフのサーバ群を仮想化している時期であり、その作業にあわせてSystem Answerの導入を行っている。
このときSystem Answerが、仮想サーバを監視対象としてサポートしていることも、System Answerの採用を決めた理由のひとつだった。
System Answerを導入したことで、スタイライフのシステムが、現在どのような状態で、どこに問題があるのかを一目で把握できるようになっている。渡辺氏は、「導入して約1年になりますが、System Answerのおかげでシステム監視が非常に楽になりました。専門家でなくても、システムの状況を一目で把握できる直観的な操作性は非常に有効です。すべての運用担当者が、導入してすぐに利用できるようになりました」と話す。
また過去のデータを保存できるので、たとえば半年前にはどのような状況だったのか、1年前にはどのような状況だったのかを容易に比較することもできる。渡辺氏は、「昨年までは、サイトが重いときに、サーバを1台ずつ調べなければなりませんでした。System Answerを導入したことで、サイトが重いといった問い合わせがあったときに、どこに原因があるのかをすぐにチェックすることができます」と話している。
さらにディスク容量がどれくらい残っているのかも確認できるほか、原因不明のサーバのパフォーマンス低下など、予期せぬ負荷を把握できることもSystem Answerを導入した効果のひとつだった。渡辺氏は、「何か問題が発生したとき、何か起きるかもしれないときに、すぐに連絡してくれるので便利です。System Answerのように統合管理ができる製品はほかにはありません」と話している。
一方、近藤氏は、「Stylifeでは、システムの停止が即ビジネスに直結するので、原因がすぐに分かるのは非常に安心です。稼働率がどれくらい向上したのか、数値的な効果は算出してないのですが、原因不明のシステム障害は昨年に比べて明らかに減少しています。会社の目標として99.9%の稼働率を掲げていますが、現在では毎月この目標をクリアしています」と話している。
今後、スタイライフでは、System Answerが蓄積した情報をもとに、社内で運用状況のレポートを作成し、問題点があれば改善策を練るなど、担当者間で情報を共有することで、さらなる運用監視スキルの向上につなげていく計画だ。2010年末ごろに、サービスを新しいシステムに移行する予定で、そのタイミングにあわせてレポーティングシステムを導入したい考えだ。
近藤氏は、「System Answerを導入したことで、運用に対する意識が高まり、システムの可用性改善に取り組もうという意識も芽生えています。この意識をさらに高めていくためにも、System Answerを活用したさまざまな取り組みを継続していきたいと思っています。また、今後のSystem Answerの機能強化にも大きな期待を寄せています」と話している。